ライナーノーツ

 まずはここまで読んでいただき誠にありがとうございました。
 私が初めてちゃんと目標の場所にたどり着いた作品です。
 作品のことをちょっと語らせてもらうと、「総長と将来を誓い合ったけど、彼が死んでしまい(実際は死んでしまったと思っている)、それでもずっと想い続けて独り身を貫く女の子」なんてどうかなと漠然とそこだけが思い浮かんで生まれたお話です。
 私によくあることなのですが、急に「こういうの書きたい」というぼんやりとしたものが思いついてひとまずメモする、ということがあり……まあそういうのは大抵がボツなんですが(笑) 今回は設定から流れまでばばばっと書き出してみたら、いけるかもしれないという謎のポジティブ思考が働き、勢いで20話まで書けたという感じです。
 お気づきの方もいらっしゃると思いますが、このお話は本編20話ですべてというわけではなく、エキストラストーリーをこれから執筆していくつもりです。書ききれなかったこと、ここはエキストラに回そうというのがいくつかあるので、それをこれからぽつぽつ更新します。
 そうじゃなきゃ、総長と夢主ちゃんの絡みが少なすぎる!って思った人も多いかと…すみません。エースやルフィとの日々も書きたいし、いろいろあります。

 最後になりますが、この作品を夏に参加予定のイベントにて新刊として発行予定でいます。その間に、推敲して加筆修正するつもりで動きます。短編書き下ろしも書けたらいいな〜なんて。
 それと、この作品のモチーフの一つが「手紙」なのですが、二人のやり取りを実際の便箋に印刷できないか検討中です。知り合いの創作仲間に聞いている最中です。できることになったらイベントで配布したいですね。
 ということで、長々とあとがきを書いてしまいましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。今後も『たしかに恋をしていた』をよろしくお願いします。

2021/3/26